自律神経調整薬の効果

自律神経調整薬の効果

自律神経のバランスを整える作用を持つ薬が、自律神経調整薬・自律神経末梢作用薬です。

 

副作用の少なさから長期間の使用が可能な、自律神経調整薬

 

自律神経調整薬は、脳の視床下部に作用する薬です。この視床下部とは自律神経をつかさどる部位です。一方、自律神経末梢作用薬が作用するのは自律神経の末端です。これらの薬が処方されるのは、症状がさほどひどくない場合です。抗不安薬や精神安定剤が必要するほどでもない、精神症状がさして見られない、といった方に使用されます。

 

また、これらの薬の特徴として、安定剤に比べると副作用が出る危険性が低いということがあげられます。そのため、長期間の服用も安心して行うことができます。しかし同時に、薬の効果はその分弱いということもあげられます。劇的にというよりも、じわじわと効果が出てくるケースが一般的です。そのため、改善の兆候が服用が10日以上に及んでも見られないときは、医師に相談してみましょう。

 

自律神経調整薬はこんな症状の方に処方されます

 

□ 不安状態が慢性的に続く
□ 怒りっぽく、イライラする
□ 泣いたり怒ったりと気持ちが不安定
□ 抗不安薬、精神安定剤の副作用が苦痛
□ 精神面が原因ではない症状が見られる

 

自律神経調整薬によって起こりうる副作用

 

□ 眠気
□ 食欲不振
□ 胸焼け
□ めまい
□ ふらつき

 

自律神経末梢作用薬の代表例

 

交感神経や副交感神経の“末端”に直接作用し、自律神経の乱れを整える効果を持つのが自律神経末梢作用薬です。交感神経や副交感神経の働きに乱れが生じているケース、一部分だけに症状が出ているケースなどで効果が期待できます。この自律神経末梢作用薬を大まかに分類すると、その種類は3つです。

 

自律神経末梢作用薬の種類

 

・ベータ・アドレナリン受容体遮断薬(βブロッカー)
インデラル(一般名 プロプラノロール塩酸塩)他
動悸、不整脈、高血圧などの循環器系の症状の改善に効果が期待できる

 

・副交感神経遮断薬
ブスコパン(一般名 ブチルスコポラミン臭化物)他
腹痛、下痢、吐き気など胃腸の症状の改善に効果が期待できる

 

・交感神経興奮薬
リズミック(一般名 アメジニウムメチル硫酸塩)他
低血圧や立ちくらみなどの改善に効果が期待できる

 

*自律神経調整薬の代表例

 

視床下部に直接作用するのが、自律神経調整薬です。それにより、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待できます。また、その効果の出方も穏やかです。そのため、体質的に自律神経のバランスが崩れやすいといった方、自律神経失調症の中でも症状が軽い方に処方されることが多いです。

 

自律神経調整薬の種類

 

・ジヒデルゴット(一般名 ジヒドロエルゴタミンメシル酸)
頭痛や低血圧、立ちくらみなどの改善に効果が期待できる

 

・ハイゼット(一般名 ガンマオリザノール)
肩こり、首こり、頭痛、不安などの改善に効果が期待できる

 

グランダキシン(一般名 トフィソパム)
・頭痛、頭重、だるさ、発汗などの改善に効果が期待できる